退職を考えている人
「失業手当の計算方法、難しい。」
「概要でもいいから、ぱっと知りたい。」
本記事を読むと、年収別に給付額が「ひとめ」で分かります。
計算する必要もないので、サクッと呼んでいただければと思います。
ひとめで分かる、失業保険の金額
年収別の、失業保険の金額
計算が難しいので、表にしました。
月額手当 | 30歳未満 | 45歳未満 |
年収200万 | 96,963 | 96,963 |
年収250万 | 118,715 | 118,715 |
年収300万 | 134,394 | 134,394 |
年収350万 | 147,386 | 147,386 |
年収400万 | 157,690 | 157,690 |
年収450万 | 165,306 | 165,306 |
年収500万 | 170,235 | 170,235 |
年収550万 | 172,475 | 172,475 |
年収600万 | 181,806 | 181,806 |
年収650万 | 191,800 | 196,956 |
年収700万 | 191,800 | 211,960 |
年収750万 | 191,800 | 211,960 |
※年収の15%を、ボーナスとして計算。
※15日締めの会社で、月末に退職したと仮定。
ざっくり、このような感じ。
30歳未満の上限は「19万円」
35歳未満の上限は「21万円」です。
年収がどれだけ高くても、これがマックス。
計算方法は厚生労働省のページに書いてあります。
かなりややこしいので、注意です。
すぐにもらえる、訳じゃない
退職して、すぐにもらえません。
振り込まれるまで、3カ月待つ必要あり。
知らない人が多いです。要注意。
その間は、貯金を切り崩しながら生活する必要があります。
「え?じゃあ3カ月の間に就職したら、失業手当もらえないの?
そう思うかもしれません。
でも、大丈夫。
「再就職手当」という制度があります。
早く就職したら、お祝い金が出るという制度です。
このお金は、非課税なので確定申告も不要。
失業保険は、すぐもらえるわけではない。
だけど、早く就職したらお祝い金がもらえるのです。
もらい続けられる、訳じゃない
働いていた期間によって、もらえる回数が変わります。
働いた年数が、1年未満は0回。
つまりもらえません。ザンネン。
10年未満の場合、3回もらえます。
先ほどの表の金額に、×3をすれば、総支給額になります。
10年以上、20年未満の場合は4回。
20円以上の場合は、5回です。
働いていた期間が長いほど、総支給額が増えるのです。
回数が増えるパターンも、ある。
それは、特別な理由で退職した場合です。
例えば、下記のようなケース。
- 会社が倒産した
- クビにされた
- 体調不良だった
- 結婚で住所が変更
意外と、当てはまるパターンは多い。
働いた期間が1年未満でも、1回もらえる。
1年以上5年未満だと、3~5回。
5年以上10年未満だと、4~6回。
退職時の年齢によって、回数が変わります。
とりあえず、生きる金はある
次の就職先が決まっていない状態で、退職するのは不安です。
「在籍中に、転職活動しなければならない。」
そんなルールは、どこにもありません。
ただ、こう考えている人も多いでしょう。
「貯金ないし」
「親になんていわれるか…」
いまの会社にしがみついていたら、あっという間に時が経ちます。
気づいたら、転職が難しい年齢になることもあるでしょう。
ただ、退職しても何とかなる。
失業保険、再就職手当、特例一時金、就職促進給付、etc...。
退職者を支えてくれる給付金は、実はたくさんあります。
とりあえず、生きる金は国が用意してくれるから大丈夫。
退職してから、自分の人生を考えるのもありだと思います。
それでは。